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<title>良いご主人の条件</title>
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<title>page12後書き</title>
<description> pege12後書き夏のお話を今頃完結させる怠慢をお許し下さい！！それでも呼んで下さった方に心からの俺を申し上げます！！訪問下さった全ての皆様に感謝しております。本当にありがとうございます！！上杉謙信が皆様にお礼申し上げます。謙信「おっす！全世界の貴女、ようやく俺の出番がやって来たぞ～！！ほんとにこの管理人の怠慢さはどうなんってんだ？海の家に俺達三ヶ月も居たのか？？」慶太「んな訳ないでしょ！読んで下さった
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<![CDATA[ <div class=i><br />pege12後書き<br /><br /><br />夏のお話を今頃完結させる怠慢をお許し下さい！！それでも呼んで下さった方に心からの俺を申し上げます！！訪問下さった全ての皆様に感謝しております。本当にありがとうございます！！上杉謙信が皆様にお礼申し上げます。<br /><br /><br /><center><img src="http://blog-imgs-30.fc2.com/k/y/o/kyororibl/kensin12.gif" alt="kensin12.gif" border="0" /><br /></center><br /><span style="font-size:x-small;">謙信</span>「おっす！全世界の貴女、ようやく俺の出番がやって来たぞ～！！ほんとにこの管理人の怠慢さはどうなんってんだ？海の家に俺達三ヶ月も居たのか？？」<br /><br /><span style="font-size:x-small;">慶太</span>「んな訳ないでしょ！読んで下さった皆様、管理人の怠慢を俺からも深くお詫びします。ごめんなさい！！！」<br /><br /><span style="font-size:x-small;">謙信</span>「よしよし、心を込めて謝るんだぞ慶太？」<br /><br /><span style="font-size:x-small;">慶太</span>「謙信！謙信もちゃんと謝罪してよ！！」<br /><br /><span style="font-size:x-small;">謙信</span>「おう！悪かったな～俺の出番を今か今かと待ちわびていた貴女！お詫びに俺のでんじゃらすばでぃを. . . . . . 」<br /><br /><span style="font-size:x-small;">慶太</span>「謙信！お尻はみ出してるのにそれ以上露出してどうするの！！」<br /><br /><span style="font-size:x-small;">謙信</span>「ってえ、慶太、グーで殴るなよ～脳みそ死滅したらどーすんだ？俺の明晰な頭脳を必要としてる人間が世界中に居るんだぞ～」<br /><br /><span style="font-size:x-small;">慶太</span>「え？謙信、海外向けの仕事もしてるの？」<br /><br /><span style="font-size:x-small;">謙信</span>「いんや！パーティの皆が俺の力を必要としてるんだな～」<br /><br /><span style="font-size:x-small;">慶太</span>「ぱ、ぱーてぃ. . . ？」<br /><br /><span style="font-size:x-small;">謙信</span>「そだ。俺は大剣使いの魔法剣士ケンシロウで. . . 痛ぇ！痛い！慶太～俺の息子さんか手を離せ！痛ぇ！去勢するつもりかぁ！！」<br /><br /><span style="font-size:x-small;">慶太</span>「さて、みなさん。この"良いご主人の条件"はリアルタイムでストーリが進行する。って予定でしたが、管理人の堕怠でいい加減で計画性のない性格では無謀な計画でした。」<br /><br /><span style="font-size:x-small;">謙信</span>「あ～夏休み編とか、新学期編とか、秋のツーリング編とか、楽しいいイベント予定はどうなるんだ？！」<br /><br /><span style="font-size:x-small;">慶太</span>「ごめんなさい皆さん！駄目管理人のずさんな予定は練り直しさせます。お詫びに次回は俺と謙信のラブラブいちゃいちゃなシーンから突入します！全編18禁になる予定ですので、良い子の皆さんは大人になるまでお待ち下さい。. . . あ、20禁にした方が良いかな？ん～でも少しでも多くの皆さんに遊びに来て欲しいし、ゆうがいサイトになっちゃうと困るし？ん～」<br /><br /><span style="font-size:x-small;">謙信</span>「お、警告文を直しとくか？」<br /><br /><span style="font-size:x-small;">慶太</span>「謙信、たまにはマトモなこと言うんだ」<br /><br /><span style="font-size:x-small;">謙信</span>「どんつ　とらい　じす　あっとほーむ」<br /><br /><span style="font-size:x-small;">慶太</span>「な、何それ？」<br /><br /><span style="font-size:x-small;">謙信</span>「良い子は真似しないでね～ってヤツ」<br /><br /><span style="font-size:x-small;">慶太</span>「へぇ～？謙信、珍しくまともなコト言うね」<br /><br /><span style="font-size:x-small;">謙信</span>「プロレスラーは身体鍛えてるから、ブレンバスターやフライイングアタックなんかの技を使えるんだぞ。素人は決して家でプロレス技なんてやっちゃ駄目だからな」<br /><br /><span style="font-size:x-small;">慶太</span>「. . . 謙信」<br /><br /><span style="font-size:x-small;">謙信</span>「あり？ほーむって、学校や職場なら良いのか？いや、学校ってあり得ねぇし、職場もなぁ、大人でもやべーだろ普通？」<br /><br /><span style="font-size:x-small;">慶太</span>「. . . . . . 」<br /><br /><span style="font-size:x-small;">謙信</span>「じゃ、どんと　とらい、」<br /><br /><span style="font-size:x-small;">慶太</span>「謙信、犯すよ」<br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><a href="http://kyororibl.blog45.fc2.com/page-＊＊.html">→→ NEXT</a><br /><span style="font-size:x-small;">ポチが嬉しいです！コメント頂いたら飛び上がって喜びます！！</span><img src="http://blog-imgs-21.fc2.com/k/y/o/kyororibl/wanko043.gif" alt="wanko043.gif" /> </div><hr> ]]>
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<title>page12-6</title>
<description> page12-6待ってました&quot;民宿磯船&quot;名物、船盛り。 「ホラホラ謙信君～もっと飲んでよぉ」「俺、もう飲めねぇって」「謙信君のほっぺ真っ赤ぁクスクス」俺は前のテーブルからしきりと勧めてくるビールのお酌を断るのに、文字通り謀殺されそうだった。差し出されたビール瓶が俺を狙って左右する。「これ以上飲んだら寝ちまうぞ～？まだ鯛飯とアサリの味噌汁食って無ぇのに」女性陣から黄色い歓声が上がり、何故か可愛いなどと囃し立て
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<![CDATA[ <div class=i><br />page12-6<br /><br /><br />待ってました"民宿磯船"名物、船盛り。<br /> <br />「ホラホラ謙信君～もっと飲んでよぉ」<br />「俺、もう飲めねぇって」<br />「謙信君のほっぺ真っ赤ぁクスクス」<br />俺は前のテーブルからしきりと勧めてくるビールのお酌を断るのに、文字通り謀殺されそうだった。<br />差し出されたビール瓶が俺を狙って左右する。<br />「これ以上飲んだら寝ちまうぞ～？まだ鯛飯とアサリの味噌汁食って無ぇのに」<br /><br />女性陣から黄色い歓声が上がり、何故か可愛いなどと囃し立てられた。<br />. . . . . . カワイイ？鯛飯？それともアサリ？アサリ汁なのか？<br /><br />「謙信、貸して」<br />隣に座った慶太が俺の手からコップを取り、グイっと一気に呷った。<br />「お、慶太！相変わらず強ぇな～？」<br />「謙信、ほら海老フライ。でかいヤツ」<br />大皿に盛られた山から、慶太がヒョイと俺に取り分けてくれた。<br />「レモンかけるよ？」<br />「おぉ上手そ！慶太サンキュ！」<br /><br /><br />お兄ちゃん達と一緒に寝ると、クマちゃん持参でやって来た桃ちゃんがずらりと敷かれた布団の上で大はしゃぎした。ひとしきり遊んだ俺達は、桃ちゃんとクマのくぅちゃんを足立さんの奥さんの元へ返した。<br />あどけなく安らかな寝顔に、そっとお休みを言いった。<br /><br />部屋に戻るとぎっしりと布団の敷かれた部屋は空だった。<br />「あ～！花火に置いてかれた！力の奴、待ってろって言っといたのに！」<br /><br /><br />防波堤に辿り着くと、西の空の太陽は完全にその姿を隠していた。街には無い黒が辺りを覆う。来ない波を待ち続けていたサーファーもねぐらに帰り、夜の真っ暗な海は波音だけを響かせていた。<br /><br />穏やかな潮風を火照った頬に受け、ブラブラと歩くのはとても気持良かった。<br />水を張ったバケツと花火セットを持ち先を行く俺を、慶太の太い腕が突然引き寄せた。<br />「謙信、ここ覚えてる. . . ？」<br /><br />バランスを崩し背後に寄り添った慶太の筋肉質な身体に抱き込まれながら、俺は懐かしい記憶を辿った。<br />「ああ、一緒に来たよな」<br /><br />アルと慶太と俺と三人でここに並んで、街では見れない夕日を見た。<br />色んな話もしたな。<br />季節は. . . まだ春だったかな？<br /><br />「俺、ここで謙信に好きだって告白した」<br />「へ？」<br />耳元に囁かれた声に俺は首だけで振り返った。<br />「. . . やっぱ、気づいて無かったんだ. . . 」<br />慶太の溜め息に言葉を返す間もなく唇が重なる。<br />顔を背けようとすると、逃がさないとばかりに、顎を回した手で体ごと押さえられた。<br /><br />いくら暗がりでも、防波堤の真ん中って場所はヤバイだろ？！<br />夏休みで、良い子の皆さんが散歩してるかもしれねぇのに？！<br />「っ、やめ、ろ、って」<br />身を捩るが逃げられない。<br />. . . バケツで慶太を殴り倒さないよう振りほどくには、俺のスキルはまだまだ未熟だった。<br /><br />「俺、必死だった. . . 好きって、告ったのに. . . 謙信、応援するとかすげぇ勘違い. . . あれ、キツイかった. . . 」<br />ポツリポツリと語る寂し気な声を聞いてるうち、身体から力が抜けた。<br />後ろから羽交い締めした姿勢のままで、慶太は俺の首筋に顔を埋めた。<br /><br />「慶太、ごめんな」<br />「俺、三日くらい、ご飯食べられなかった」<br />「悪かった」<br />「謙信、鈍感過ぎて、残酷だ」<br />「済まねぇ」<br />「謙信なんて、謙信なんて、」<br />力の無い声で、慶太は繰り返した。俯しまったその表情は伺えなかった。<br />「謙信なんて. . . 謙信、謙信、謙信. . . 」<br /><br />俺は手にした水の入ったバケツを砂浜に放り投げた。<br />空いた手を伸ばし、俺の好きな金色の髪をガシガシとやった。<br />「慶太、また並んで夕日見に来ような？」<br />「. . . . . . 」<br />密着した筋肉質な身体がピクリと揺れた。<br />「な、慶太もう一度アルも連れて、ここに来ようぜ？」<br />「アル？」<br />「で、三人並んでここに座ろうぜ？その時は俺が慶太に告ってやるぜ」<br />ハっと息を飲む音に続き、少し荒くなった吐息が熱くうなじをくすぐった。<br />「謙信が、俺に. . . ？」<br />慶太は掠れた声を出した。<br />「おう、約束だ」<br /><br />捨てちまった水の変わりに海水をバケツに汲んで、防波堤に並んで腰掛けた。マルボロの箱の中に入れておいた百円ライターを取り出す。<br />. . . そいや最近煙草の量が減ったかな？<br /><br />「わ、点いた！」<br />慶太の嬉しそうな声。<br />線香花火が小さな火玉をチチチと暗闇に飛ばす。<br />二人だけの、花火大会。<br /><br /><br /><br />   　　　～page12終わり　　　page13に続く～<br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><a href="http://kyororibl.blog45.fc2.com/page-118.html">→→ NEXT</a><br /><span style="font-size:x-small;">拍手やコメント頂いたら舞い上がって踊りだします！！</span><img src="http://blog-imgs-21.fc2.com/k/y/o/kyororibl/wanko043.gif" alt="wanko043.gif" /> </div><hr> ]]>
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<title>page12-5</title>
<description> page12-5芸術大作を仕上げた桃ちゃんは、午後のキツい日差しを避け、お昼寝に一足早く民宿に入った。「あの、オイル塗ってもらえます？」ワンピースの水着の女性が、小瓶を手に頼んだ。「オイル？良いよ、っと、手がベトベトだ. . . 」受けおった謙信は、ハタと醤油タレにまみれた自分の両手を見た。俺達は食後に焼きトウモロコシを食べていた。目が合った謙信はこりゃ駄目だとばかりに手をヒラヒラさせせた。女性は俺達に背を向け
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<![CDATA[ <div class=i><br />page12-5<br /><br />芸術大作を仕上げた桃ちゃんは、午後のキツい日差しを避け、お昼寝に一足早く民宿に入った。<br /><br />「あの、オイル塗ってもらえます？」<br />ワンピースの水着の女性が、小瓶を手に頼んだ。<br />「オイル？良いよ、っと、手がベトベトだ. . . 」<br />受けおった謙信は、ハタと醤油タレにまみれた自分の両手を見た。俺達は食後に焼きトウモロコシを食べていた。<br /><br />目が合った謙信はこりゃ駄目だとばかりに手をヒラヒラさせせた。<br />女性は俺達に背を向け、水着の肩ヒモを落したセクシーなポーズで待って居た。<br />「力！」<br />「力さん！」<br />手をメガホンに二人で叫んだ。<br /><br /><br /><br />汗をかいた身体で海に飛び込むと、大きく一掻きして先をいく謙信に追いついた。穏やかな波の海面にポワポワっと二人で浮かぶ。<br />「あっははは、な、慶太ぁ、きっもち良いな～ぁ！？」<br />謙信は器用に顔を上げたクロールでゆったり泳いでいた。<br />「うん、謙信。気持良い、気持良いね！」<br />きっと俺は顔がくしゃくしゃになってることだろう。<br /><br />「うわぁ、泳ぎ上手いんですね？」<br />あの赤いビキニの女性達が、膝に波を受ける浅瀬から声を掛けた。<br />「俺？俺は川育ちだかんな～！海なんて身体が軽～いから、どんなけでも泳いでられっぞ？」<br />「謙信君、すっごい！」<br />力さんにオイルを塗ってもらった女性も砂浜から追いつき、会話に加わった。<br /><br />「皆は泳が無ぇの？」謙信の無邪気な問い。<br />奇麗に化粧した女性達をクルリと見渡した。<br />. . . 泳がない？泳げない？泳ぎたくない？そりゃ、あの目元に水を浴びたら凄い顔になるだろうからな？<br /><br />「あんまり、泳げなくて. . . 」<br />クルンクルンの巻き髪にした女性が答えた。<br />「ふ～ん、カナヅチってやつか？」<br />謙信はスイスイと横泳ぎの体勢になりながら俺に話を振った。<br />「慶太は？慶太はどんくらい泳げんだ？」<br />何度見ても見飽きない奇麗な顔が俺を見た。濡れた黒髪を頬に張り付かせながら、しなやかな手足で水を掻く。<br />短くなった髪の下、クイと伸ばされた白い首筋が目前に晒される。耳の後ろの薄らとした紅は、昨夜俺が付けたものだ。<br />. . . . . . 女性が放っておかないこの人は、俺のものだ。俺だけのものだ。<br /><br />「俺？結構泳げるよ」<br />ホケっと見とれてる俺に、謙信は突然腕を突き出し沖を指差した。<br />「おっし！じゃ、あそこのブイまで競争だ！」<br />宣言すると同時に、器用に手を使わない背泳ぎを始めた。<br />「良いよ！負けたら罰ゲームだよ！」受けて立つ。<br />スポーツは全般に得意だが、特に水泳では中学で県の大会にかり出された経験がある。<br />「おお、慶太言ったな～？俺に勝とうなんて10年早ぇ！」<br />「負けて泣いても知らないよ！」<br />勢いを付けたクロールで謙信の後を追った。<br /><br />水泳での勝負は付かず、楽しみにしていた罰ゲームは残念なことにお預けだった。<br /><br /><br /><br />「あっちぃぃぃいい！！」<br />謙信の絶叫が風呂場で木霊した。<br /><br />民宿の風呂場は5～６人が一度に入れる大きさで、なんと天然温泉だった。現在は男性の入浴時刻だ。<br /><br />「うわっ！謙信、背中真っ赤だ！」<br />俺はシャワーを放り投げた謙信の身体を改めて見た。肩から背中、二の腕に掛け痛々しい程日焼けている。<br />「痛ぇ、マジ痛ぇぞ. . . 」<br />「謙信、風呂に浸かるのは諦めて、温めのシャワーだけにしておいたら？」<br />「う～、けど温泉入りてぇ」<br />「日焼けは軽い火傷なんだから、熱い湯は駄目だよ」<br />「う～」<br />「それより後で冷やしておかないと、明日、海入れなくなっちゃうよ？」<br />「う～」<br />しばらく考え込んでいたが、謙信は温泉より海を優先することに決めたようだった。<br /><br /><br />部屋に戻り、上半身裸になった謙信を畳の上にうつ伏せに寝そべらせ、背中に塗れタオルを当てた<br />「うっひゃ～ぁ！気持良い！」<br />さらに、謙信の腰に使っていない奇麗なタオル掛けてやった。<br />「冷やす面積が広いから、身体冷えちゃうといけないだろ？」<br />「そっか、慶太、ありがとうな」<br />顔を横に向けた謙信は、奇麗な笑みを浮かべ視線で俺を捉えた。<br />「慶太って、優しいのな」<br />ズキュ～ン、ときた。<br /><br />「君たち、遠慮しないで飲め飲め！もっと飲みなさい！」<br />渡辺専務さんのご機嫌な声が襖の向こうから響いた。<br />縁台の椅子に陣取りった数人ですでに宴会は始まっていた。酔っぱらい特有の大声で、また一同がドっと沸いた。<br /><br />俺は襖の向こから死角になるのを確認すると謙信の上に覆い被さり、素早く唇を合わせた。<br />謙信に逃げる暇を与えず、しっかり顎を固定すると唇を開くようにと舌先で促す。<br />必死で視線を巡らし無言の抵抗をする耳元に、俺はそっと囁いた。<br />「見えないから大丈夫。けど、暴れると、気づかれるかも？」<br />形の良い眉がピクっと顰められ、強い視線で俺を睨みつけた。<br />. . . . . . そんな目で見るなんて、俺のこと余計に煽ってどうするの？<br /><br />「謙信、ちょっとだけでだけで良いから. . . 」<br />耳朶を舌先で弾きながら言うと、長い睫毛に縁取られた黒めがちの瞳が僅かに揺れた。<br />「ねぇ唇、開いて？」<br /><br />男8人が雑魚寝する予定の和室は、見事なくらい荷物が乱雑に散らかっていた。<br />その部屋の片隅で、俺達は熱く舌を絡めあった。<br /><br /><br />窓の外では紺碧の海が鈍色へと姿を移し、晩夏の太陽が姿を隠そうとしていた。<br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><a href="http://kyororibl.blog45.fc2.com/page-117.html">→→ NEXT</a><br /><span style="font-size:x-small;">拍手やコメント頂いたら舞い上がって踊りだします！！</span><img src="http://blog-imgs-21.fc2.com/k/y/o/kyororibl/wanko043.gif" alt="wanko043.gif" /> </div><hr> ]]>
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<title>page12-4</title>
<description> page12-4現地集合で、4つのパラソルの下は総勢軽く20人を超えた。チャートテクノシステムの社員12人は全員が&quot;オールブランクス&quot;のメンバーなので、皆顔馴染みだった。久しぶりと挨拶を交わし合い、学生は夏休みがあって良いな、遊べるうちにドシドシ遊んでおけよと、親しみを込めたからかいを受けた。その中で足立さんの奥さんと娘さんの桃ちゃんとは初対面だった。はにかんでお父さんの後ろから離れなかった桃ちゃんだけれど、今
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<![CDATA[ <div class=i><br />page12-4<br /><br />現地集合で、4つのパラソルの下は総勢軽く20人を超えた。<br /><br />チャートテクノシステムの社員12人は全員が"オールブランクス"のメンバーなので、皆顔馴染みだった。久しぶりと挨拶を交わし合い、学生は夏休みがあって良いな、遊べるうちにドシドシ遊んでおけよと、親しみを込めたからかいを受けた。<br /><br />その中で足立さんの奥さんと娘さんの桃ちゃんとは初対面だった。<br />はにかんでお父さんの後ろから離れなかった桃ちゃんだけれど、今は謙信と二人で大きな砂山にトンネルを掘っていた。微笑ましい光景だ。<br /><br />. . . . . . けど。<br />「謙信君、泳がないの？」<br />「海入ろうよぉ、謙信君！」<br />ホラ来た！！！<br />これ見よがしなビキニを着た女の子が二人で誘う。<br /><br />謙信の後輩である永治さんがランクルに5人の女性を連れて合流したのだ。<br />一様に華やかな外見とOLらしい愛想の良さを持っている女性陣に、野郎共は大騒ぎで歓迎した。<br />全員と挨拶を交わしながらも、女性達の注目は謙信に集まっていた。. . . 本人は自覚無しだけど。<br /><br />グイっと赤いビキニの胸の谷間を強調するポーズをとった女性は、期待に満ちた笑顔を謙信に振りまいた。隣の女性もスラリとした足で堂々としたモデル立だ。<br />「ねぇ、ここ暑いでしょ？海に行こ？」<br />謙信はにこりと愛想の良い笑みを浮かべると、自分を見下ろす女性達に告げた。<br />「俺、桃ちゃんのトンネル作ってるから」<br />「つくっちぇるから」<br />桃ちゃんのあどけない言葉が続いた。<br /><br />. . . 謙信、俺、俺。<br /><br />予想外の答えだったのだろう。赤いビキニを着た胸の大きな女性は戸惑った表情をして、となりのスラリとした女性と目を合わせた。<br /><br />「はい、水だよ！」<br />俺は幼児用のピンクのバケツを差し出した。<br />「おみずぅ、ここ」<br />小さな指が示す窪みに、俺はソロリと海水を流し込んだ。<br />それを見つめる二人は頬まで砂だらけで、ワクワクと目を輝かせていた。<br />謙信はトンネルを、俺はお池を作る係を仰せつかった。桃ちゃんはお山係だそうで、なにやら芸術的な造形が出来つつあった。<br /><br />「おお、すげぇ池だぞ！桃ちゃん！」<br />「おいけ！おいけ！」<br />謙信の歓声に、桃ちゃんもキャアキャアと可愛らしい嬌声を上げた。<br />「慶太、もう一杯な？」<br />謙信は空になったバケツをトンと指で弾きニカっと笑った。<br />「けいちぁ、いっぱい」<br />「はい！お池係行ってきます！」<br />俺が敬礼の真似事をすると、桃ちゃんもすかさず自分のオデコに砂だらけの手をやった。謙信もそれに習い敬礼をする。<br /><br />俺、 俺、謙信が大好きだ。<br />. . . . . . 湧き上がる愛しさに胸が一杯になる。<br /><br />「すごいの作ってるのねぇ～？」<br />女性の一人がおもむろに屈み込むと、優し口調で桃ちゃんに話し掛けた。そのまま極上の笑顔を謙信に向ける。<br />「あのぉ、ボート借りたいんだけど、私達で漕げるかなって？」<br />花柄の水着に、強い香水の匂いをさせた、艶っぽい雰囲気のその人は、ネイルされた指をさりげなく謙信の腕に置いた。<br />負けじと赤いビキニの女性も謙信に迫る。<br />「ね、謙信君、漕いで貰えないかな～ぁ？」<br /><br />計算された手管と笑みに、俺は女性を甘く見ていたのを痛感した。<br /><br />「ボート？乗りたいの？」<br />俺の気も知らず、謙信は気さくに返答した。<br />「OK、ボートね？」<br />すくっと立ち上がった謙信に、女性達は小躍りせんばかりに喜んだ。<br /><br />胸にツキリとした痛みを覚え、俺は手にしたバケツを力なく弄んだ。<br />. . . 嫌だ。謙信、謙信、謙信、こんなに好きなのに. . . ？<br /><br />「お～い、力！」<br />手をメガホンにして呼ぶ謙信に、力さんがタタタと歩み寄った。<br />「なんすか？謙信の兄貴？！」<br />「ボート借りて来い」<br />「うっす！」<br />踵を返す力さんを謙信が呼び止めた。<br />「力～お前、ちゃんとボート漕げっか？」<br />「失礼な！ボート漕ぎくらいできますって！」<br />拳を突き上げて抗議する力さんに、ヒラヒラと手を振りながら謙信はガハハハと笑った<br />「おっし、じゃあこの娘達、頼むな～ぁ！」<br /><br />呆気にとられている女性達の様子に気づくことも無く、謙信は邪気の無い笑顔を二人に向けた。再び桃ちゃんの隣にしゃがみ込み、ほけっと立ちつくす俺をふいっと見上げた。<br /><br />「謙信、あ、」<br />. . . どうしよう？俺、泣きそうだ。<br />「慶太、池はどうした？水汲んで来いよ？」<br />「けいちぁ、おいけ、おみず」<br />「あ、うん、水、水！」<br />俺はピンクのバケツを握りしめ、波へと走った。<br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><a href="http://kyororibl.blog45.fc2.com/page-116.html">→→ NEXT</a><br /><span style="font-size:x-small;">ポチが嬉しいです！コメント頂いたら飛び上がって喜びます！！</span><img src="http://blog-imgs-21.fc2.com/k/y/o/kyororibl/wanko043.gif" alt="wanko043.gif" /> </div><hr> ]]>
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<title>page12-3</title>
<description> page12-3真夏の夜も醒めやらぬ午前三時。集合時刻ギリギリに辿り着いた謙信と俺を待ちかねた一行は、早速と車に乗り込んだ。二列目に光太郎夫妻と力、三列目には足立さん夫妻と娘の桃ちゃん、助手席にはもちろん俺、運転席には謙信が座り、ステップワゴンは定員の8人が乗車していた。『寝不足でケツが痛ぇ』とこぼしていた謙信は、力さんに運転手を交代してもらおうとして、酒臭い息に気づき断念した。新婚さんである光太郎さん家
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<![CDATA[ <div class=i><br />page12-3<br /><br />真夏の夜も醒めやらぬ午前三時。<br />集合時刻ギリギリに辿り着いた謙信と俺を待ちかねた一行は、早速と車に乗り込んだ。<br /><br />二列目に光太郎夫妻と力、三列目には足立さん夫妻と娘の桃ちゃん、助手席にはもちろん俺、運転席には謙信が座り、ステップワゴンは定員の8人が乗車していた。<br /><br />『寝不足でケツが痛ぇ』とこぼしていた謙信は、力さんに運転手を交代してもらおうとして、酒臭い息に気づき断念した。新婚さんである光太郎さん家に泊まり、お酒まで飲まして貰ったらしい。<br />「てめぇは遠慮って言葉を知らないのか力！」<br />謙信の言葉にも、力さんはエヘっと首を竦めさっさと後ろのシートに乗り込んだ。<br /><br />「俺も光太郎んちに泊まれば良かった～」<br />運転席でシートベルトをしながら呟いた謙信の言葉はこの際聞かなかったことにする。<br />車が走り出すと、直に寝息が響いた。<br />「皆、寝ちゃったね？謙信、眠くない？ガム噛む？」<br />俺は用意しておいたミントガムとブラック珈琲を勧めた。8人乗りの車内で起きてるのは俺と謙信だけだ。謙信の隣に居られる自分がたまらなく嬉しい。<br /><br />「寝不足の原因が、眠くないかって聞いてくるのってどうよ？」<br />謙信がぼやきいた。<br />「えへへへ～」<br />「. . . . . . レスリングジムにでも通うか」<br />「ええええ！」<br />「慶太、でかい声出すな」謙信はチラリとバックミラーで背後を確認した。「子供が寝てるんだぞ静かにしろ」<br /><br /><br /><br />海水浴場に近づくにつれ、夜明け前の時間帯なのに道路は渋滞を見せ始めていた。裏道を熟知してるらしい謙信は要領よく迂回路を進み、予定通りの時間に民宿に到着した。駐車場に渡辺専務のエスティマや、永治さんのランクルは見当たらず、俺達が一番乗りだった。<br />勝手知ったるなんとかで、謙信は離れになった脱衣所に足立さんファミリーを案内した。<br /><br />「あった、あった」<br />謙信は離れの脇に立てかけてあったシャベルを見つけると、どでかいビーチパラソルを俺に差し出した。<br />「慶太！パラソル立てに行くぞ！」<br />俺はいそいそと謙信の後に続いた。<br /><br /><br /><br />. . . . . . . . . 謙信の水着姿はセクシー過ぎた。<br /><br />ロングトランクス型とはいえ、履きこみの浅いピッタリとしたデザインは、身体をより見せつけるものだった。引き締まったウエストから奇麗に付いた腹筋はむろん、ぎりぎりのローライズがかなり際どかった。しかも細腰にフィットする素材は、形の良い尻から太腿までのセクシーなラインを、隠すってよりは露出させていた。<br />俺は謙信の水着姿を改めてチェックした。前も気になるけれど、後ろも要注意だ。プリっとしたお尻がはみ出したらどうしよう！！<br /><br />「キューちゃん！コーラ飲んで良いのか～？」<br />謙信の問いに、サンオイルを塗っていたキューちゃん社長が首だけ振り返った。<br />「良いぞ。黄色い包み、サンドイッチだ。食っていいいぞ」<br />「食う～食う～」<br />. . . . . . 俺の気も知らず暢気な人。<br /><br />バカンスクーラーに向い勢い良く屈み込んだ謙信は、鮮やかなパープルの水着から真っ白な尻が見えてしまう。<br />「謙信！！！」<br />俺は慌てて水着の後ろを引っぱり上げた。<br /><br />「何だぁ？」<br />謙信はサンドイッチを片手に振り返り、ピシリと俺の手を打った。<br />「慶太、引っ張るなぁ～俺の大切な息子さんが潰れちまうだろ？」<br />「謙信！見えてるよ！」<br />「は？」<br />俺はホケっとしている謙信の腕を引き寄せると、耳元に口を寄せた。<br />「半ケツになってるんだよ！その水着小さ過ぎ！！」<br />「違ぇぞ。コレはこういうデザインだって店の人が言ってたぞ？」<br />「お、男が、尻出すデザインなんて. . . ！」<br />「な～に言ってるんだ、慶太？オリンピックの競泳だって、北じ. . . 」<br />「謙信！！」<br /><br />俺の剣幕に謙信はサンドイッチを齧る手を止めた。<br />「そんな似合わ無ぇか？ん～？あ、じゃ、慶太の水着と交換してくれっか？」<br />言いながら、俺のルーズフィットのサーファーパンツを指先でつまんだ。<br />「うっ. . . ？」<br />謙信の身長は俺より少し高い。が、ジーンズのサイズでは2つも小さい。謙信のぴっちりした水着を見て、俺はガクリと項垂れた。<br />. . . 無理。<br /><br />「男のケツなんて誰も気にし無ぇって！ホラ、慶太スイカもあっぞ？冷えてて美味いぞ～！」<br />人の気も知らず、ドシリとレジャーシートに座り込んだ。<br />キュっと寄った丸みの間に、くっきりとしたラインが丸見えた。<br /><br />. . . 割れ目が。. . . 俺のなのに。<br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><a href="http://kyororibl.blog45.fc2.com/page-115.html">→→ NEXT</a><br /><span style="font-size:x-small;">応援ありがとうございます！コメント下さったら万歳します！！</span><img src="http://blog-imgs-21.fc2.com/k/y/o/kyororibl/wanko043.gif" alt="wanko043.gif" /> </div><hr> ]]>
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<dc:subject>小説</dc:subject>
<dc:date>2008-09-03T08:00:00+09:00</dc:date>
<dc:creator>キョロリBL</dc:creator>
<dc:publisher>FC2-BLOG</dc:publisher>
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